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こんにちは!さぼりーたまんです。
今回は、私が4社目に入社した建築営業会社の【ブラック企業体験談】をお伝えします。
この記事のオススメの方
- 建築営業をしようかと悩んでいる方
- 転職を考えており色々な情報を集めている方
- 建築営業とはどのような事をしているのか知りたい方
- ブラック企業情報を集めている方
この記事から分かること
- 建築営業のブラック度
転職サイトを見るとよく募集している営業。
そのなかでも「飛び込み営業」をしている会社はブラックに近い。
営業部門に所属すれば体験してしまうことになるかも知れません。
飛び込み訪問・・なんのアポもなしに突然、顧客になるかもしれない方の家を訪問することです。
実際には顧客ではないのです。
顧客でもなんでもない家に飛び込みます。
もちろん住人からは
- 「いりません」
- 「帰って」
- 「何回きても同じやで」
- 「あんたのとこの会社はしつこいな。人変えきてもいかんで」
等と冷たい目線と冷たい言葉で蹴散らされる事が多発します。
怒りが混じった声もありました。
更には
- 「あんた警察呼ぶで!」
- 「あんた侵入者やな!」
と呼ばれる事もあり、まるで犯罪者のような扱いを受けることもありました。
失意の中で会社に帰ると、
「おかえり」ではなく「結果は?」と聞かれ、
「なにもないです」と答えると
「なんで帰ってきたの?」と言われたこともあります。
まぁ、簡単にいうと「ブラック企業」です。
その会社の体験談を応募~退職に至るまで赤裸々に述べていきます。
・入社の動機
簡単に言うと「お金」でした。
その会社は成果を上げると歩合給制度がありました。
契約金額にもよりますが、1つ契約を取れると、日本人の平均年収分の高いリターンがありました。
春夏秋冬に1つ契約を取ると年収千万円は軽く超える高歩合給制度です。
月給はみなし残業含めて30万近くありました。
歩合がなくても基本給+ボーナスだけで、日本人の平均年収分はいきそうな会社でした。
・面接~入社まで
お金に目をくらんだ私はその企業に応募しました。
ブラック企業の面接は合格するのが簡単です。
ナゼかというと常に人員不足だからです。
入社した人が定着せずにすぐに退職するからです。
常に求人サイト・雑誌に掲載している会社は要注意です。
入社して聞いた話です。
入社1週間以内に辞めた人が沢山いたり、入社当日に辞めた人・蒸発した人がいました。
社用車を貸してくれるのですが、夜中に会社に返しに来て車の中に退職届けがあったりという会社でした。
面接はというと、面接官が元ヤンキーの人で凄い威圧感がありました。
言葉遣いが「です・ます」調ではなく「オラオラ」調。
面接でありがちな入社の動機・長所や短所を聞かれる事も無くお金のお話。
自分の年収の話をしてからの自慢話。
私はほとんど発言することも無く面接は終了しました。
変な面接だなぁと思いつつ過ごしていると電話が。
「すみません。面接ですが課長とではなく支店長とする規定になっていますので、再度支店長と面接をしてもらえないでしょうか?」と。
なぜ、日にちを約束したときに「支店長が不在なので別の日に面接をしませんか?」
と言わなかったのか・・
ブラック企業にありがちなテキトウな面接でした。
支店長は、”俺は金持ちだ!”というオーラが体中から放たれているような方でした。
面接もすんなりと終わり、5日後ぐらいに合格の連絡が来ました。
・入社後~退職まで
晴れて合格を果たした私は気分上昇ヤル気満々の状態でした。
そして、入社日。
配属支店の社員用入り口をくぐり、営業室に入った一歩目の瞬間、ふと感じました。
「あれ?なんか変な感じの場所だな。ここに入社して大丈夫なのか?俺ここに来て良かったのか?」と。
就業時間約20分前の状態なので、営業室の人数もパラパラの状態。
近くの人に聞くと「え?新入社員?何も聞いてないなぁ。とりあえず支店長来るまでそこに座っておいて」と。
約10分後に支店長が出社。
机に案内されて座ると、「作業するパソコンまだ届いてないから。あと3日後には届くと思うよ。」
心の中で叫びました。
(え?入社日ずらしたらいいんじゃないの?届くと思うって。。確定じゃないんかい!)
面接~入社当日までテキトウな会社でした。
当日は何をしたかというと、まずはそうじ。
そして、近くにいたオッサンから謎の説教。
「なにボォーっとしとるん?新入社員が率先して動かんと。そもそも最近の若い奴は・・・」
そうじ+説教が終わると、次は朝礼。
支店長の長いお話が終わると、私の紹介。
名前と面接の時にたいして聞かなかった入社の動機発表。
そして、”営業に必要だ!”という謎の精神論10個を全員で唱える。しかも、全力の大声で。
営業所はマンションの一階部分にあり、二階からは一般の住人が住んでいます。
近所迷惑もええとこです。
朝礼が終了すると、今日は「一日ミーティングの日」のようなので、朝~終了時間までミーティング。
ミーティングが終わると、帰宅かと思うと「夜訪」というのを行う日。
初日から残業することに。
一般家庭では食事をする時間に、いきなり訳のわからないオッサンどもがチャイムを鳴らす。
うっとうしいわw
普通の会社なら、初日から残業させずに帰らしますが、ブラック企業はそんなの関係ありません。
残業してなんぼの世界です。
二日目からは先輩社員について行き終始営業活動。
三日目ぐらいにパソコンが届きました。
支店長から「初期設定できないから自分でしてな」
え?初期設定?なにをどうしろと。。
近くにいる人に聞いても「わからない」の連続。
1日かけて総務と本社に聞きながらなんとか設定は終了。
操作方法は隣に座っている先輩社員に聞きながらしていく毎日。
入社1週間後には同じ時期に入社した社員を、とある支店に集めて地区の部長さんからの研修。
その研修でどこかの先輩社員が演説。
驚いたのは「私は1年間ずっと休みを取らず働いています。皆さんも一生懸命働けば凄い年収が手に入りますよ」
その横で笑う部長。法律違反を笑う部長。
「この会社はブラックだ!」と確信した研修になりました。
ロクな研修もせずに入社半月後には一人立ち。
その間の休日は2日。
体が痛かったのを覚えています。
入社して20日後ぐらいに合同新入社員研修。
西日本の新入社員を一同に集めて1泊2日の研修。
内容は営業のやり方を研修・・・では無く、発声練習と精神論ばかり。
部屋から部屋までダッシュ。机を並べ直すのにもダッシュ。何かをするのに必ずダッシュ。
”軍隊か!”というような感じでした。
そして、発言は謎の大声。
声を枯らしてなんぼ。
声が枯れてなかったら「声を枯らせ」と謎の説教。
軍隊式の研修が終わり、翌日支店に行くと「あんまり声が枯れてないな!お前やる気あるん?」と言われました。
研修の内容を聞かず、声の枯れ具合を確認するとは意味不明です。
その日からは「研修受けてきたんやろ!事務所におらんでいいから営業にはよ行け!結果出すまで帰ってこんでええよ!」と言われる日々。
ある日は冬の冷たい風が吹き荒れる日に、町に一人放り出され朝~夕方まで飛び込み営業。
ある日は「夜訪をしてこい!」と真っ暗な夜道に一人放り出され、明りの付いた家のチャイムを押したり、、
感じました。
「なぜ自分はこんな場所でこんな仕事をしているのか?」
「これで本当にいいのか?一生この仕事をしていくのか?」と。
自問自答した結果、退職することにしました。
入社から約1ヶ月半の事でした。
退職はすんなりと終了。
ブラック企業だから、慣れているのだろう。。
この間の休日は6回。。1週間に1回のペースでした。(土日祝休みって求人に書いてたやろ!)
就業時間は基本8時30分~20時30分。
21時にはパソコンの電源が切れる強制終了のため。
給料は30万振り込みがありました。
ただ、入社して聞いた話ですが、結果がしばらくなかったら減給です。
最終的には約10万円引かれるようでした。
求人内容に書いてなかったです。
まとめ
- ブラック企業の面接は簡単。志望動機、長所・短所は聞かれないか、聞いてきてもほぼ聞いていない。
- 研修は中身無しの軍隊式体育会系研修。
- 休みほぼ無し。就業時間は約12時間。
- みなし残業を設定している会社はブラックに近い。いや、ブラック。
- 求人内容は嘘だらけ。
- 謎の説教が多い。
皆さん、ブラック企業だと自分が感じましたら、身を滅ぼす前に撤退しましょう!
身を滅ぼしてからでは遅いです!
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