【ブラック企業体験談】薬の配置販売業は自爆が当たり前!?危険すぎる実態を解説します

ゆでガエル

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こんにちは。さぼりーたまんです。

 

約一ヶ月で早期退職をしましたブラック企業体験談です。

薬の配置販売業を営んでいる企業です。

配属は営業部門で既存の顧客の家を訪問するルート営業でした。

 

前職の朝9時~夜9時まで働き残業代0のブラック企業から離れ、新しい環境に胸を躍らせ入社したのですが、コチラも残念な企業でした。

 

  • 自爆の強要
  • 帰ってこなくていい
  • 辺境の土地に行かされる
  • 速攻で残業

等ウ〇コのような環境でした。

 

薬の配置販売業に就職しようかと迷っている方の参考になれば幸いです。

 

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薬の配置販売は何をしている?

まずは業務内容をお伝えします。

 

私がしたのは、新規開拓営業ではなくルート営業でした。

法人・個人を問わず薬を積めた箱(風邪薬や胃腸薬や絆創膏が入っています)を点検し、期限間近は交換、使用した分だけ金額をもらうという仕事内容です。

せっかく訪問したので健康食品や栄養ドリンク、衛生小物(空間除菌やマスク)も販売します。

更に業務年数が多い人は、保険、布団、ウォーターサーバーも販売していました。

 

一日の流れとしましては

9時→出社・朝礼・出発準備

10時→営業所を出発、営業開始

12時→労働基準法無視の休憩時間(飯を食べる時間だけ)

12時30分→営業開始

17時台→営業所に帰り、事務処理

18時台→帰宅ではなく残業(名ばかり帰宅時間)

19時→退社

こんな感じでした。

 

薬の配置販売業を希望した理由は

  • 登録販売者の資格を保有していたので入社しやすかった
  • 営業なら一人になれて楽に業務ができるんじゃないかと思っていた

です。

 

退職の理由は

「自爆せよ!」という強要が日常茶飯事で自転車操業になるかもと感じたからです。

所長の最後の言葉は「どこに行っても通用しない」でした。

よくある言葉でしたw

 

ブラック企業体験談

私が就職した当時は創業約70年の歴史のある企業でした。

振り返ってみると昔の習慣を引っ張っている企業でした。

 

わずか一ヶ月でしたが、「お、これヤバくね?」という出来事がたくさんありました。

全部は紹介しきれないのでベスト3形式でお伝えします。

 

ブラック企業体験ベスト1位:自爆の強要

自爆ボタン

入社早々の出来事です。

ある日所長がシャンプーを持って詰め寄ってきました。

所長「この商品使った事ある?」

自分「ないです。(当たり前や。自社商品やから店に置いてないやろ!)」

所長「使ってみないとお客さんに商品の良さを伝えられないよ。買った方がいいんじゃない?」

自分「え?・・いや。シャンプーは家にありますので・・・」

所長「え。じゃあどうやって売るの?この商品の良さを僕に教えてよ。」

自分「・・・」

所長「ほら。言えないじゃない。買いなよ。」

自分「・・・わかりました。」

 

500円ぐらいだったので、まぁいっか・・という感じです。

 

入社早々の新人にその会社の商品の説明なんてできません。

それを承知の上で聞いてきて圧力をかけて強制的に買わせるのです。

そして、その売上金は所長の成績に・・・

 

しばらくするとまたありました。

次はブルーベリーの健康食品でした。

私は視力が悪いのでメガネをかけていますので、それを見てからなのでしょう。

4,000円ぐらいしていたのでこれは、キッパリと断りました。

「健康食品は絶対に飲みません」と。

 

これ以外にも衛生用品や保険や布団やウォーターサーバー等色々言ってきました。

 

入社するときに家族が「配置販売業は自分の売上の為に自爆があるようやで」と言っていました。

まさかそんな事あるわけがないと思い入社したのですが、実体験してしまいました。

 

ブラック企業体験ベスト2位:帰ってこなくていいよ

言葉の暴力

この名言は売上が少なかったら発言されます。

 

この名言を聞いたのは入社して3週間ぐらい経った日でした。

3週間も経てば一人でルート営業をしている時期です。

配置販売業の営業は使ったお薬だけの売上金では少なすぎるためダメなのです。

使ってないのが多いのであまり売上がないのです。

じゃどうすればいいのかというと、健康食品や栄養ドリンク、衛生用品等を売って売上金を確保するのです。

顧客との信頼関係を築けていない新人にとって、顧客の家に行き商品を売りつけるのはなかなか難しいのです。

結局は、何も売れずに帰ってくる事が多いのです。

 

電話で売上金を報告すると所長が言うのです。

「帰ってこなくていいよ」と。

冗談かな?と思い営業所に帰ると「あれ?なんで帰ってきたん?」と言われました。

本気やったんかい!と心の中で思いました。

 

勤続年数が多い人に言うならまだいいのですが(パワハラに該当するかも)、入社して3週間程度の新人に言う言葉ではないです。

 

ブラック企業体験ベスト3位:辺境の土地は新人の役目ね

丸投げ

入社して一通りの研修期間(だいたい10日~14日ぐらい)が終われば独り立ちが来ます。

 

そこで割り振られたのは、県の端っこの方の辺境の土地です。

顧客リストと共に「辺境の土地は新人の役目。すごい田舎やけど頑張って。オレもこういう場所から始めたから。」と言われました。

コンビニも公衆トイレもない土地です。

あるのは山道と車1台分ぐらいの細い道・・

そこの町に行くだけで1時間ぐらいはかかります。

 

やっと到着し家を訪問しても誰もいない事が多いのです。

ご高齢の方が多く、日中の間は畑仕事をしているor病院に行っているとかで留守なんです。

偶然家にいた時はホッとします。

でも、ほとんど使っていません。

理由は「病院の薬をもらっているから使う時がない」が多かったです。

 

中には「あ~あ、そんなのあったね」と存在自体忘れられている状態。

そして契約解除されるパターンがありました。

たまに、親族の方(たぶん子供)がいて「昔、無理矢理置いていったから返す!」や「へんな薬は使わない!」とか怒りに満ちた言葉を言われ契約解除の時もありました。

 

当然そのような場所なので売上は、ほとんどと言っていいぐらいありません。

少ない売上なので「帰ってこなくていいよ」という名言が聞けます。

 

道を走っていても人一人を見つけるのに苦労しますし、昼食を食べる店もないしトイレもないです。

昼食は途中で買っていくか自宅から持って行くことで解決しますが、トイレ問題があります。

私は男なので人目の付かない雑木林でしましたが(スミマセン)女性の場合なら町まで戻らないといけません。

このような状況なので孤独感が不意に湧き出る時もありました。

 

新人だからといって辺境の土地ばかりはキツいです。

  • 孤独感に襲われるし
  • 売上がないので自信が付かない
  • 電話越しのパワハラ発言
  • 帰ったら直接パワハラ発言

等で精神が削られました。

 

まとめ:就職しない方がいい

結論を言うと、就職しない方がいいです。

自爆、パワハラ発言、孤独があなたを襲ってきます。

 

そして現在は営業職というそのものの人数が減っています。

営業者数推移

出典:DIAMOND onllne

 

キツいからという理由がありますが、デジタル化が進んでおり不要な職業になりつつあるという状況です。

営業が好き!というなら別ですが、その他の理由で就職するのは経験上オススメ出来ないです。

 

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