服に興味ない奴が古着転売を副業から小遣いレベルに落とした10個の理由 

ゆでガエル

こんにちは。さぼりーたまんです。

 

今回は、古着転売(古着せどり)を考えている方へ悲しいお知らせをします。

 

私はメルカリに出品して、副業として取り組んだことがあります。

ハッキリ言って割に合わないので、副業として取り組まない方がいいです。

儲からないと言うわけではなく、”割に合わない”と言うことです。

 

物販ビジネスは比較的簡単にお金が入ります。

初めて副業をするにはオススメです。

「稼げた!」という実感を得ることが出来ますし、なにより”経験値”を積む事ができます。

お金が入ってくるのはとにかく楽しいですし、自分の力で稼いで入ってくるお金は、会社から貰ってくるお金とは重みが違います。

 

でも、副業として取り組まず、様々な理由から小遣いレベルに落としました。

それでは、その理由10個を体験談からお伝えします。

理由その①好きでないと続かないし本質がわからない

これは結構大事な事です。

いくら副業であってもその事が好きで無いと続かないです。

”稼げるから”といった理由でその世界に飛び込んでもダメなんです。

好きで無い=興味なしの状態です。

(私は、服は好きでないし興味ない)

 

ご自分の日常を思い出してみて下さい。

好きなこと=興味あり、楽しい

好きでないこと=興味なし、楽しくない

の状態でないでしょうか?

 

ここで一つ名言をお伝えします。

アメリカの小説家パール・バック氏が残した言葉です。

仕事の喜びを知る秘訣は、たった一つの言葉で言い表すことができる。

それは、「よい仕事をするためには、それを”楽しんで”やることだと知ることである」ということだ。                           「すごい名言100」より抜粋

興味があり好きでしたら自分で調べるし、とことん追求します。

いくら時間がかかっても楽しいから”苦”じゃないんです。

これはご自身でも経験があると思います。

 

古着がなぜ好きなのか、どんなデザインなら好きなのかという気持ちも分かるのです。

興味なしなら、全く勉強しないし、追いかける気もしません。

なぜ新品ではなく赤の他人が着た古着が好きなのかわからないし、デザインなんてなんでもいいじゃない?とか思ってしまうのです。

 

その結果、”古着”という本質がわからず、少しポイントの違う服を仕入れてしまうのです。

結局は不良在庫が増える事になるのです。

理由その②仕入が難しいし、時間がかかる

これも大変でした。覚えるブランドが多いです。

ある古着転売のユーチューブを見ると、売れるブランドが70種類ほどあるそうです。

その70種類をまずは覚えないといけません。

その種類の中でも”売れるデザイン”・”売れないデザイン”というのがあります。

ロゴの位置一つをとっても、どこにあるのかによって売れやすい・売れにくいというのがあります。

因みにセンターロゴ>背面ロゴ>前面ロゴの順で売れやすいそうですよ。

 

で、店舗仕入に行くのなら、そうゆうのを覚えて行くかなといけないし、それを探さないといけないのです。

目利きのない初心者は店舗規模にもよりますが、1店舗1時間ぐらいはかかります。(実体験)

仕入は1店舗だけでは済まないので数店舗は回ります。(私は休日に5~6店舗回ってました)

更に店舗~店舗の移動時間もあるので、休日の半分以上は仕入の時間で潰れていました

 

そんな時間がない!という方に”電脳せどり”を提案する人がいます。

電脳せどりとは、ネットで仕入れることです。

メルカリやヤフオク!といったフリーマーケットもありますし、古着の卸をしている会社がしていることもあります。

また、NETSEA(ネッシー)という仕入のサイトもあります。

ネットなので家から出ることなく、仕入れることが出来るので仕入に行く時間を省くことが出来るのです。

でも、そのデメリットは、写真だけでその商品の良し悪しを見ないといけないのです。

実店舗で実物をみてもわからない初心者なんて、電脳せどりなんてできないのです。

 

また、古着の卸をしている会社が倉庫を開けてくれて”卸仕入”という手もあります。

実物を見て仕入れることができるので、電脳せどりよりかはマシです。

大量の古着が置かれていますので、数店舗を回るよりかは時間を短縮することができます。

ただ、予約制だったり、古物許可書が必要だったりしますので、気軽にはなかなか入れません。

そして、圧倒されます。

服の量に。

店舗ではなく、倉庫なので。その辺はだいたい想像が付くと思われます。

そんな中で“売れる服”を探すのは初心者では激ムズです。

RPGゲームならいきなりボスに挑むような感じになります。

 

結論を言うと、どの仕入も難しいし時間がかかります。

しかも、”好き”でないとなかなか覚えれません。

理由その③在庫置き場に困る

仕入れた服どこに置きますか?

もちろん、自宅だ!という方が多いと思います。

 

とある方のサイトを見ると売上約20万、在庫数233着と書いていました。

この服の数なら家の大きさによりますが、部屋の片隅にギリギリおけるレベルです。

 

800着という方もいます。

6畳分まるまる古着の部屋にしているようです。

 

服が好きな方なら、その好きな服を見て楽しむことができます。

しかし、服が好きでない(私)者にとって、いくらお金になると言っても邪魔以外なんでもないのです。

しかも、売れたときに探す手間暇がかからないように整理してから保管する必要もあります。

 

また、売上をもっと増やしてやろうと思い仕入数を増やすと、保管場所の都合上どこか借りる事になるのです。

固定費が余分にかかってしまうのです。

これは、一個人が行うスモールビジネスの鉄則に反してしまうのです。

 

それに関してはコチラの記事で詳しく解説します。ご興味ありましたらクリックをどうぞ。

会社員を脱出したい人必見!売れるスモールビジネス鉄則4つ

(一番最後にもリンク貼っていますので、このまま最後までお読み頂いても大丈夫です)

 

売上上昇=在庫を増やす

というのが物販ビジネスの特徴なので、置き場に関しては考える必要があります。

理由その④採寸がめんどくさい

古着転売の場合、服のサイズを書かないといけません。

顧客は実物を見ることができないので、書かれているサイズを元に判断します。

もし、書いていないと質問が飛んできます(書いていても質問する人がいますが・・)

 

これも慣れればサクッと出来るのですが、服の知識のない方がすると時間がかかります。

袖の長さってどこからどこだ?

身幅ってなんだ?

着丈、身丈・・何が違うの・・?

というレベルから入っていきます。

 

実際してみると、最初は約5分かかってました。

言葉の意味を調べながらしていましたので。。

慣れれば2~3分で終わっていました。

 

「いや、2~3分で終わるやん!」って思いますが、実際してみると面倒くさいです。

これも、”好き”ではないからだと感じています。

 

大抵の人は、出品時に「素人なので数㎝のズレがあります」という事を書きます。

面倒くさい落札者に出会うと、1㎝違うという理由から返品をする人も現れます。

これまた面倒くさいのです。

理由その⑤写真取りが大変

ネットでは実物を見ることが出来ないので、写真が本当に大事です。

写真だけで、その服が5千円で売れるのか、1万円で売れるのかという結果に繋がってきます。

やはり副業として稼ぎたいので高く売れる方がいいですよね。

 

ポイントとしては

  • サムネイル写真(1枚目の写真)に魂を込める
  • 明るく撮影する
  • 風景は白の壁面orカジュアルな壁面
  • 左右対称にする
  • ハンガーを100円じゃない、少しお高めのハンガーにする(服が安っぽく見えるので)
  • 大きく見せる(ゆるダボファッションの為)
  • シワを無くす
  • 色々な角度から撮影する(光が当たる角度によって服の色が違ってくるので多方面から見せる為)

等々・・・

やることは沢山あります。

 

この作業を仕入から終わって、採寸が終わってから撮影します。

 

仕入→採寸→撮影→出品としていると、ほぼほぼ1日を消費します。

理由その⑥資金力が必要

まず、物販をするには必ず仕入が発生します。

その為にはお金が必要です。

 

仮に10万円の利益を出してやろう!と思い仕入をします。

古着の場合は、約50%~60%の利益率があります。

計算しやすいように利益率を50%に設定します。

 

10万円の利益を出すためには、売上が20万円必要です。

この時点で早くも仕入資金が20万円必要です。

 

繰り返しになりますが、物販ビジネスは在庫量に比例して売上が上がる構造です。

売上目標が20万だからといって、20万で終わらないのです。

なぜなら仕入れた服全てが売れないからです。

より多くの服を仕入れないといけないのです。

場合によっては30万円ほど仕入れるかも知れません。

結果、仕入の金額は20万円より更に多くなります。

 

不良在庫を抱える為にお金は捨てたくねぇ!(心の叫び)

 

*この計算はプラットフォームの手数料や送料を引いていません。

なので、利益10万円を目指すならもっと売上を上げる必要が出てきます。

理由その⑦クレジットカード払いに振り回される

上記のように多額の現金が必要だと言うことがわかります。

「それを回避(?)するにはクレジットカードを利用するのです」という方がいます。

私はしませんでしたが・・

 

「クレジットカードを使うと現金がなくても仕入することが出来ますし、クレジットカードのポイントも付いてくるので二重にお得!しかも、その支払いは服を売れば何も問題ありません」とか言います。

 

いやいや・・

クレジットカードは借金です。

借金は返さないとブラックリストにのるだけです。

しかも、そのリストにのるのは”あなた”です。

クレジットカード払いを勧めた人ではありません。

 

上記のように、仕入に20万~30万円使うと翌月にはその金額を返す必要があります。

仕入れた服が予定通り売れた!もしくは、貯金があれば問題ありませんが、なければ悲惨です。

 

毎月毎月多額のクレジットカード払いに追われる日々楽しいですか?

理由その⑧季節によって売上が違う

服は通年を通して売れます。

ですが、季節によって売上が違います。

 

夏にTシャツがメインで売れます。

秋~冬にかけては分厚いアウターやダウンジャケットが売れます。

春はその間ぐらいです。

 

どれが高いかですが、当然分厚いアウターやダウンジャケットです。

冬場は利益がとれて、バッチリ稼げた!

でも、夏場は利益が出ずに想定外に稼げなかった・・

という安定さに欠けます。

 

しかも、夏は薄利多売の時期なので作業量が増えてしまいます。

 

理想は、通年安定した作業量で安定した収益を上げれることですよね。

残念ながら、服にはそれがなかったのです。

理由その⑨コメント対応がうっとうしい

クソしょうもない事で質問する人がいるのです。

例えば「在庫ありますか?」です。

無在庫販売が禁止されているプラットフォームなので、当然在庫ありで出品しています。

別のサイトにも出品しています、という説明も書いていないのにも関わらず聞いてきます。

人は細かい説明を読まないのですが、出品者側からすると「読めよ!」と思います。

 

また、他にも「今日購入を検討していますが、〇〇円でお願いします。」もムカつきます。

なんやねん!今日って。限定発売をもじって限定購入かい!(心の叫び)

(スミマセン。繰り返し心の叫びを入れてしまいました。)

 

特にこの〇〇円が、常識外の値段を提示してくる時が一番ムカつきます。

原価、手数料、送料、その他諸経費を計算して出品しているのです。

出品金額の1割なら「まぁいいっか」ってなります。

2割ぐらいなら熟考の上ギリギリOKを出すかもしれません。

一部のア〇は、半値を要求してきます。

で「その金額は致しかねます。こちらの金額でいかがでしょうか」と投げかけても、ア〇なのでスルーします。

 

結局、この値下げパターンで多いのはコチラが金額を提示しても買わない人が多いです。

このやりとりがうっとうしいなら、値下げ対応不可と書いておきましょう。

それでも、送ってくる人は送ってきますが・・

理由その⑩プラットフォームが無くなれば終了

ネット販売するなら、ほとんどの人が他人が作ったプラットフォームを使います。

代表的なのがメルカリ、ヤフオク!、楽天、アマゾン等です。

 

誰もが知っているサイト(会社)なので、潰れること(閉鎖)する心配はないだろうと思っています。(私も思ってます)

ですが、会社です。国の機関ではないので潰れる(閉鎖)する可能性はあります。

 

もし、それが現実になると・・・

積み上げたモノが一瞬にして崩れていきます。

考えただけでも恐ろしいです。

最後に:結局もうかるのは・・

ここまで、長々と書いてきましたが、最後に悲痛なお知らせです。

 

物販ビジネスで儲かるのは誰だと思いますか?

自分?

いいえ、違います。

その答えは、プラットフォームを作成した人(会社)と情報を売っているコンサルタントの人です。

 

まずは、プラットフォームを作成した人(会社)を見てみましょう。

今、フリマアプリで一番人気のメルカリを例にします。

下図はメルカリの累計取引数を表しています。(出典:メルカリ

メルカリ取引数

取引数は、年々伸びていっています。

 

下図は1秒で何個売れたかを示している図です(出典:メルカリ

メルカリ売れた数

この取引数を元に1日何個売れたかを計算すると、約39万個です。

メルカリは売れたら手数料として10%かかります。

 

仮に1万円のが売れると手数料が千円になります。

 

1日に売れた個数の39万個に千円をかけると

3億9千万円になります。

たった1日で・・

先程の累計取引数の5億個をかけると・・

ゼロが何個付くのでしょうか・・想像が付きませんね。

 

次にノウハウ(情報)を売っているコンサルタントの方です。

言葉より、図を見て頂いた方が早いです。

下図は職種別の給与水準を表した図です。

職業別収入

出典;ビジネスIT「賃金が低い仕事の2つの特徴 賃金底上げに本当に必要な「リスキング」とは」より

収入が多いのはコンサルタント系です。(赤丸枠内)

各種ノウハウ(情報)をビジネスの柱にしている人は総じて年収が高いのです。

 

古着転売も同じです。

ユーチューブやブログで

  • 古着転売は儲かる(確かに”儲かり”ます)
  • 初心者でもOK
  • 服に興味なくても問題ありません
  • ノーブランドで一撃利益8千円!(ノーブランドはなかなか売れません。たまたまです。)

とか上手いこと言って公式〇〇に誘ってきます。

最初は無料で情報を提供してきますが、結局最後は有料コンサルタントに誘導してきます。

 

自分は在庫を沢山抱え、月の利益が数万円・・

その一方であまり在庫を抱えずに、月の利益が数十万円(数百万円の可能性もある)

 

ビジネスは知識ゲームです

ビジネスの仕組みを知っている・知らない、とでは天と地の差が出てきます。

 

上記の数々の理由から私は副業レベルから小遣いレベルに落としました。

そうしたら、気分が幾分楽になりました。

気を重たくするのでしたら、やらない方がマシです。

”楽しく”副業をしていきましょう。

 

締めくくりの名言。

商売上手のユダヤ人の名言です。

知識は税金のいらない資産である。

 

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