
なにかをするには資格が必要とされ、採用される時は有利に働く資格。面接の時に話題にも繋がる資格。
高校の時に先生名言。
「資格は持つことに意味がある」
履歴書に資格記入の項目があり、運転免許だけ、もしくは空白。「書く資格ね~」や「空白はチョット嫌だなぁ」
転職活動をしていた友達がそうぼやいていました。
工業高校出身の僕は、高校時代に初めてマジメに資格勉強をして、いくつか資格を取得してきました。初めはどのように勉強したらいいのか分かりませんでした。
高校・大学・社会時代と資格試験を受けていく内に勉強方法がつかめてきて、履歴書はなんとか埋まるようになりました。
面接の時もその話題になったり、採用に有利に働いた時もありました。
ただ、今全て役に立っているかというと、役に立っていません。今の職場で役に立っているのは、その中で1つだけです。
しかし、資格は勉強してきた証です。企業も全く勉強をしてこなかった人を採用するよりかは、勉強してきた人を採用します。
・今まで資格試験なんて受けたことがない。初めて受けるから勉強方法を知りたい。
・いくつか受けているが合格できない。どのように勉強していったらいいのか知りたい。
闇雲に勉強しても受からないので、僕なりの3つのコツをお伝えします。
コレをしたから「受かる!」という保証はありませんが、何かの手助けになると幸いです。
それではいきます。
1、時間より質を大事に
これは、「今日は仕事(学校)があるから1時間しよう」や「今日は休みだから4時間しよう」
といった時間目標ではなく
「今日は仕事(学校)があるから5ページやろう」や「今日は休みだから30ページやろう」
といった質を求める事を大事にした方がいいです。
例えば、1時間の時間目標を設定して「勉強するぞ!」と意気込み、いざ机に向かうと最初の10~15分は集中が続きます。
ところが約15分経つと集中力が落ちてきます。
これは、人間の集中力の維持が15分周期で区切られているからで、15分程経つとほか事に意識が向けられてしまうからです。
そこに、スマホやらテレビやら雑誌やらがある空間で勉強していると、そっちに意識が向けられて「少しだけなら・・」と甘い誘惑に負けて、
ズルズルと時間だけが過ぎていきます。そして、気づいたときには「あれ?もうこんな時間。30分も経ってしまったじゃないか。1時間だからあと15分か」となってしまいます。
僕はよくやらかしていました。1時間という目標の中、30分しかしていなかったのです。無駄に時間だけが過ぎていたのです。
一方の「今日は5ページやろう」の方だと、確実に5ページ進みます。5ページするのが目標だからです。そして、「5ページだけだ」と思いかなり集中できます。
資格の種類にもよりますが、時間にすると30分で終わるかも知れません。
「今日は休みだから30分しよう」は朝・昼・晩で10ページづつにわけて行うと簡単に30ページは進みます。
時間目標でダラダラと過ごす1時間よりも、内容の濃い30分を過ごすことが出来ます。
2、ひたすら過去問を解きまくる
受験する資格が決まってテキストを購入して「よし!やるぞ!」と思いテキストを広げるが
「いったいどこを主にやればいいの?」
「どこが試験にでてくるの?」
「え?これ全部覚えないといけないの?」
といった疑問がたくさん出てくると思います。実際に僕もテキストを見るとこんな感じになります。
この問題を解決するには、1回テキストを流し読みします。どこのページにどのような事が書かれているかおおよそ覚えていきます。
頭の中が「????」でいっぱいになります。
そのような時に役に立つのが過去問です。テキスト購入すると付いてきたり、別売で購入したり、会社に所属していて関連する資格なら過去問をくれたりするので、
とにかく色んな年代の過去問を解きまくってください。問題と答えを覚えるぐらいです。
過去問を進めるやり方ですが、まずは1つの年代の過去問を1回全部通して解いてみます。これで今自分が100点満点中何点なのかがわかります。この時点で0点だろうが10点だろうが気にしません。今自分はどれくらい点数がとれるのかを知るために行います。
次に、その過去問をわけて行います。例えば1章~5章で構成されている試験なら、まずは1章のみを通して行います。この時も点数は気にしない。
そして、ここからは1章を集中して行っていきます。解いていく中で間違えた問題は、即テキストを確認して正しい内容を覚える。もう一度過去問を解く。間違えたら、即テキストを確認。もう一度過去問を解く。この繰り返しです。その年代の過去問1章がほぼ満点がとれるようになると、違う年代の過去問1章を解きます。ここもまずは通して行います。間違えた問題は即テキスト確認して正しい内容を覚える。もう一度過去問を解く。
1章が色んな年代でほぼ満点がとれるようになると、2章に進みます。これも1章で説明した内容を実施。
5章まで終わると、次は1章~5章まで通して行います。ここでは100点満点中何点取れたかを意識します。ここまできたら合格の点数をとれているハズです。
不合格点数ならどこの章が一番間違えてたかを見て、再度その章だけ集中して行っていきます。
合格点数なら、コンスタントにその点数がとれるように、間違えた問題を確認して正しい内容を覚えていきます。この繰り返しです。
3、満点を目指すな
「え?試験なのに満点を目指さないってどういう事?」って思われるかも知れませんが、資格試験は満点を取らなくても合格できます。
各試験には「何点以上は合格」という基準があり、その基準を上回ってたら大丈夫です。
そこで、上記の過去問を思い出します。過去問を何回か繰り返し解いていく中で、よく間違える問題、ほぼ確実に正解する問題が出てきます。
よく間違える問題は、苦手な問題、
ほぼ確実に正解する問題は、得意な問題
になります。この苦手な問題を克服するのでもいいですが、僕は「ほぼ確実に正解する問題」を「確実に正解する問題」にします。
得意な問題に比べ、苦手な問題は少ないです。間違えても試験に影響はほぼ出てきません。影響が出てくるなら、過去問を解きまくります。
それに苦手な問題はなかなか覚えれません。全部覚えるのは無理です。精神的にも苦痛です。苦手なんですから。勉強を止めてしまうかも知れません。
そこに時間を費やすのでしたら、得意な問題を確実に覚えて得点を伸ばしていった方が合格に近づきます。正解が多いので自信にもつながります。
4、まとめ
・ダラダラと過ごす時間目標よりも、質目標で有意義な時間をすごそう。
・問題の傾向がわかり、自分の得意分野、不得意分野がわかり、合格に近づく過去問を徹底的に解きまくる。
・苦手な問題より、得意な問題の方が覚えやすく点数が伸びやすいので、得意な問題を確実に正解するようにする。
・100点満点を目指し神経をすり減らすよりも、合格の基準を1点でも上回ってると合格。そんな楽な気持ちの方が勉強が続く。