「うまくいっている人の考え方 完全版」のレビュー

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今回は、僕の良書の一つである「うまくいっている人の考え方 完全版」のレビューを書きます。

この本の中心のテーマは「自尊心をどう高めるのか」ということを書いています。

 

この本の著書は、アメリカの著述家ジェリー・ミンチントン氏です。

翻訳は弓場 隆さんです。

 

「長年にわたり経営者として活動する中で、”人が自尊心を高め、自らの価値を確信することが、人生における成功や幸福に直結する”ということに気づき、自尊心に関する研究を行う」方です。*本書の著者紹介文より抜粋

 

自尊心とは、要約すると「自分を好きになり、他人と同じように自分も素晴らしい人生を創造するのに値する人間だと確信する気持ち」のことで、人生の様々な場面で活躍します。

 

就職、人間関係、心の平和、成功・・・全ての場面で関係してきます。

 

このような悩みを抱えている方にオススメです。(本書より抜粋)

  1. 私は自分の人生を切り開くことが出来ない弱虫だ
  2. 私は不完全な人間だ。みんなより劣っている
  3. 私は生まれつき欠点だらけの人間なんだ

 

自尊心を取り返すのは難しくなく、習慣にすることで簡単に取り戻せます。

自分の人生は自分で創造することが出来ると自信を持ち、いくつかを紹介しますので行動をしてみることです。

 

ただし、この提案を鵜呑みにして行動する前に、自分自身でよく考えて実行してほしいです。

どんなに優れた武器でも使い方を誤ると危険な武器になってしまうからです。

100個あるのでどれをオススメするのか迷いますが、いくつか紹介します。

うまくいっている人の考え方 完全版 (ジェリー・ミンチントン) (ディスカヴァー携書) [ ジェリー・ミンチントン ]

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感想(8件)

1、自分を許す

「ミスしたときに自分にやさしくしよう。そうすれば将来、ミスが避けられる」*本書より抜粋

 

これは、どのような場面でも役に立ちます。

例えば、仕事です。仕事にはミスは付きものです。

どんなに優れた人でも必ずミスはします。

凡人である僕なんてミスしまくりですw

 

この考えを知る前は、ミスすると引きずっていました。

・「仕事にいきたくねー」

・「また同じミスをするんじゃないかなぁ」とか。

そんなことを考えていると同じミスをしてしまうもんです。

 

そしたら、また思ってしまうんです。

完全に負のループに陥ってしまってました。

 

でもこの考えを知り、ミスしたときにこの言葉を思い出すととても楽になります。

「大丈夫。たいしたことはない」と心でつぶやくのです。

そしたら、心が非常に楽になりミスを繰り返しにくくなります。

 

自分に優しくすると更にいいことが起きます。

 

それは、間違った選択に悩まなくなり、あの時なぜ自分はあのような選択をしてしまったのだろうと反省することができ、将来同じような選択をする確率が減るのです

 

みじめで情けない気分になりたい人はいません。

自分でおかしてしまった間違いは、どんなにヒドい失敗でも100%許すのです。

 

2、他人からどう評価されようと気にしない

「他人からのマイナスの評価はかなり差し引いて考える」*本書より抜粋

 

これは、他人の意見・行動を気にしすぎる日本人にありがちな事です。

「人からどう思われるのか、どう言われるのかを気にしなさい」と幼少期に親にすり込まれたから仕方のないことです。

その結果として他人からのマイナスの評価を気にしすぎるようになりました。

 

気にしないようにするには、マイナスの評価を受けた時、

「自分がどのようにして現在の状況になったのか、自分の育生歴、価値観、人生経験等を全く知らない他人がどのようにしてまともな理解・判断が出来き評価を下しているのか」を自分の心の中でつぶやいてみて下さい。

楽になります。

 

僕は、仕事で評価面談を受けたとき「あなたがダメなところは、、、」とマイナス評価を受けたときによくつぶやきます。

 

自分に対する他人からの評価は、間違っている部分の方が圧倒的に多いです。

評価によって自分の生活がかなり脅かされる状況にならない限り、他人からの評価を気にしない方がいいです。

 

他人軸で生きていくのか、自分軸で生きていくのか、どちらが楽しいのか。

断然、後者の方です。

 

自分がやりたいことをやっていきましょう。

毎日全力で生きていきましょう。

3、無理をして人から好かれようとしない

「人に好かれるために無理に自分を変える必要はない」*本書より抜粋

 

普段同じような行動を共にしている間柄でも、”あなたのことを嫌っているだんよ”アピールをしていくる人がいるます。

そのようなとき私たちは、どのようにして相手から好かれるようになるんだと、思い悩んでしまう。

 

ここで思い出してほしいです。

”全ての人から好かれる必要が本当にあるのか”を。

そして、”その人から好かれるために自分を変えていく必要があるのか”を。

 

ビル・コスビーというアメリカのコメディアンの方がこのような言葉を残しています。

 

「私は成功の秘訣は知らないが失敗の秘訣は知っている。それはすべての人を喜ばせようとすることだ」

 

全員を笑わせようとすると、人それぞれ笑いのポイントが違ってきます。

全員に好かれようとするとその度に、自分がしたいことを変えて、変えて、変えまくっていくしかないのです。

 

でもそれでは、自分が自分で無くなっていってしまうのです。

心の底からあなたの事が好きな人が離れていってしまうのです。

100人のファンより、一人の本物のファンを大切にする方がいいのです。

 

この問題の解決方法は、誰からも好かれる必要はないし、その必要もない、ということを理解することです。

 

4、被害者意識を持たない

「自分の問題を人のせいにするのではなく、自分には何ができるのかを考える」*本書より抜粋

 

これまで生きてきた中で、誰にでも被害者になった経験があると思います。

その時に被害者意識を持たない考え方があります。

被害者意識を持っていると物事が解決しなく、状況は更に悪化してばかりです。

 

事態が起きたことは仕方ないことで、起きる前の状態には戻りません。

態の深刻さに悩むのではなく、無数の善後策を考えることに時間を割いていきます

 

その善後策を考え実行していくと、「私はこんな被害にあった!」と愚痴をこぼすことがなくなります。

すると「こんな解決方法があるんだ!」と考えるようになります。

 

同じような状況になっても被害を回避出来るようになります。

 

例えば、昨今物価が上昇しています。

その割には賃金が上がらず、家計が苦しくなっています。

そのときに家計が苦しくなっているのは

・紛争のせいだ!

・政府のせいだ!

・会社のせいだ!

等と嘆く時間があるのなら、「今自分には何が出来るのか?」を考えそれを実行します。

 

・より給料のよい会社に転職する

・副業をして収入を上げる

・固定費の削減をしてみる

・外食から自炊に切り替える

・王様買いをしていたのを本当に必要かどうかとよーく考えて買う

等など。

色々出てきます。

 

自分なりの方法を見つけて無理のない範囲でしてみて下さい。

感想とまとめ

現代の社会はストレス社会で、私たちは日々とてつもないストレスを受けて生活しています。

そんな社会の中で生きていくと、自分はこのまま生きていっていいのか、あの人は上手くいっているのに自分はどうして・・・等つらい気持ちに陥ってしまいます。

 

つらい気持ちに陥らないためにも自尊心は大切になります。

 

自尊心はただのプライドではなく、自分の能力・人格に対して幸せを感じることで、自分を好きになることです。

自分を好きにならない限り他人も好きになることが出来ず、絶えずギクシャクした関係が続いていきます。

 

そして、最も大切なことは決して”他人と比較しない”ことです。

自分の価値は自分のなかにあり、他人と比較してもしかたないからです。

他人には他人の人生があり、自分には自分の人生があります。

 

沢山失敗して沢山笑っていきましょう。

その方が成功する確率が増えていきます。

 

バスケの神様も、沢山失敗してこのような言葉をのこしています。

「私は9,000回以上シュートを外し、300試合に敗れた。決勝シュートを任されて26回も外した。人生で何度も何度も失敗してきた。だから私は成功したんだ。」
 マイケル・ジョーダン(アメリカの元バスケットボール選手)

 

こんなことを書いている僕もつらい時期はもちろんありました。

でも、書店でこの本と出会って心が救われました。

苦しんでいる方の救いの一冊になってくれれば幸いです。

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感想(8件)

 

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