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こんにちは。さぼりーたまんです。
結論を言うと、ふるさと納税は節税になりません。
- 節税ではないのに、ふるさと納税をするメリットはなんだろう?
- どこでふるさと納税を申請すればいいの分からないからしていない。
- 会社員だけど、どのような書類を、どこに出せばいいのか分からない。
そのような疑問に、ふるさと納税愛用歴9年の筆者がわかりやすくお伝えします。
ふるさと納税が始まった経緯
ふるさと納税は、2008年に始まった制度です。
自分が生まれ育ったふるさとに恩返しを少しでもしよう、という考えのもとにできた制度です。
幼少期~学生までは、生まれた地域(ふるさと)の税金で様々な恩恵を受けていたが、就職して納税をする頃は別の場所に住み、生まれた地域(ふるさと)に納税をすることができなくなります。
イメージとしてはこのような感じです。
その結果、生まれた地域(ふるさと)の税収は減り、十分な行政サービスを提供できなくなりますし、都会との格差は広がっていく一方です。
そのような事態を防ぐために、「自分の意思で生まれた地域(ふるさと)に恩返しをしよう」というのがふるさと納税です。
なぜふるさと納税は節税にならないのか
ネットや日常会話で「節税対策としてふるさと納税をする」というのがありますが、残念な事に節税にはなりません。
なぜなら、ふるさと「納税」と書いている通り、「納税」なのです。
納税とは、”税金を納めること”と、国語辞典に記載されています。
来年度に、自分が納めるべき税金を先に払っているだけなのです。
実際には、都道府県や市区町村に対する「寄附(きふ)」です。
節税効果がある、と誤解される理由
それは、来年度の税金が控除*¹されるという、「寄附金控除」という制度があるからなのです。
寄附金控除は、特定寄附金(国や地方公共団体に対する寄附金など)を支払った場合に適用される制度のことです。
(控除*¹→金額や数量を差し引くことで、控除金額が多いほど支払う税金が少なくなります。)
控除額の計算式は
控除金額=支出寄附金-2,000円
例えば、10,000円を寄附すると8,000円分が控除されます。
どこから控除されるのかというと、所得税や住民税です。
(申請方法によって控除される税金が異なります)
このように控除されるので、来年度に支払う税金が少なくなり「節税」と勘違いする場合が多いのです。
ふるさと納税をするメリット
ふるさと納税をする最大のメリットは、2,000円の自己負担で素敵な返礼品を頂けることです。
私が、今年(2023年度)実施した返礼品は
- ミックスナッツ2.1㎏(美容や健康に良い。毎日食べたい食材)
- ムール貝1㎏(洋食のお供)
- 鳴門金時5㎏(蒸し焼き、汁、芋ご飯など多数の用途。快便につながります)
です。
*画像を用意してなくて申し訳ないです。
来年度から写真を添付します。
普通にスーパーとかで買うと、2,000円は軽く超える金額です。
しかもふるさと納税の返礼品は、どれも品質が良かったです。
他にも、
- ズワイガニ1杯(北海道)
- 牡蠣2㎏(宮城県、広島県、兵庫県、長崎県)
- カツオのたたきバラエティーパック700g(鹿児島県)
- バター1㎏(北海道、岡山県、熊本県)
などをしています。
全部食料品ですw
他にも日用品や旅行券など、食料品以外もあります。
日用品をいちいち買いに行く手間暇がなくなりますし、遊びのお金が浮くのもメリットです。
税金の滞納や脱税をしていない人、前年の所得がなく税金を納める必要がない人、所得はあるけど源泉徴収されて税金を払う必要がない人以外は、ふるさと納税を実施した方がいいです。
*市区町村によって細かい仕組みが違いますので、不安な方はお住まいの役場に問い合わせ願います。
どこでふるさと納税をするのか
ふるさと納税を実施するためには、専用サイトを通して実施する方法があります。
この方法が一番便利です。
サイトによって品数や返礼品が多少違うので、いくつかのサイトを比較してみるのもいいです。
私が色々物色しているサイトを紹介します。
ソフトバンクグループが運営する大手のサイトです。
★さとふるの魅力★
- 魅力1:マイページで配送時期と配送状況がわかる。
- 魅力2:さとふるが配送管理しているため返礼品の到着が早い。(最短1週間)
- 魅力3:せっかくの寄付ならみんなの評判をチェック。お礼品レビューが豊富。
- 魅力4:プレゼントキャンペーンがいっぱい!
ポンタポイントが使えて貯まるのでお得です。
海鮮系やお肉などのグルメを筆頭に、人気自治体の返礼品が多数あります。
マイナビふるさと納税は、2022年11月にオープンしたサイトです。
シンプルな手続きでふるさと納税の申込みができます。
食料品を豊富に揃えているサイトなので、食料品目当てならオススメサイトです。
年末年始ならアマゾンギフト券10%還元中のようです。(2023年12月現在)
実際にふるさと納税をする際に気を付ける事は、年収によって寄附する上限が決まっていることです。
それと、単身の場合や家族構成などでも上限が決まっていますので注意が必要です。
寄附金額上限を突破して寄附しても、控除の恩恵が薄くなるので、各サイトでシミュレーションをするか役場に聞いてみて下さい。
*総務省が公表しているシミュレーション表のアドレスです。
ご参考に。
ふるさと納税を申込んだ後の手続き
私の身近に、「ふるさと納税を申込んだ後の手続きが分からない」という方がいますので、簡単に書きます。
- 確定申告(超面倒くさい)
- ワンストップ特例制度(超簡単。10分もあれば終わります)
のどちらかをしないと、来年度の税金の控除を受けられませんので必ず実施しましょう。
★確定申告とワンストップ特例制度の違い
確定申告 | ワンストップ特例制度 | |
寄附数の数 | 無制限 | 1年間で5自治体まで |
申請方法 | 税務署に寄附金受領証明書を確定申告と共に提出 | 寄附の都度、各自治体に申請書を提出(一部WEB申請可) |
税金の控除 | 所得税と住民税から控除 | 全額住民税から控除 |
所得 | 2,000万円以上 | 2,000万円以下 |
併用不可なので、どちらか一方を選択します。
多くの方は、確定申告をする必要がないと思われるので、手間暇がかからないワンストップ特例制度を利用する方が便利です。
*このサイトでは、ワンストップ特例制度について解説します。
ワンストップ特例制度の申請スケジュール
簡単な図解です↓
文章説明です。
- 今年の1月1日~12月31日までに各サイトでふるさと納税を申請。
- ふるさと納税を申込んだとき「ワンストップ特例制度を申込む」を選択する。(一部の自治体では寄附者自身で用紙をダウンロードして下さい、というのがあります)
- 寄附した自治体から、書類が届きます。
- 来年度の1月10日までに寄附した自治体に必要書類を必着させる(マイナンバーお持ちでしたらweb申請可
↓
その結果、来年度の6月~翌々年の5月までの住民税が控除されます。
書き方が分からない!という方はこちらのサイトでどうぞ。
ワンストップ特例制度の書き方です↓
もし、ワンストップ特例制度をしなかった場合、確定申告が必要です。
私は、無知だった20代ワンストップ特例制度を知りませんでした。
自治体からは、ワンストップ特例制度の用紙が届いていましたが放置。。
申請期限が過ぎていたので、確定申告をする事になりました。
書き方が分からなかったので、税務署に行きましたが多くの人でごった返し。
メチャクチャ時間がかかりましたので、早くて便利なワンストップ特例制度を利用する事をオススメします。
まとめ
ふるさと納税は節税になりませんが、メリットがあります。
それは、
- 品質の良い美味しい食べ物がたくさん食べられる
- 日用品を選択すれば、いちいち買いに行く手間暇がなくなる
- 旅行券を選択すれば、遊びのお金が浮く
等があります。
他にもメリットは沢山ありますので、ふるさと納税をしてみてハマってみて下さい。
1度すると恩恵の大きさに驚きます。